Digimon Tamers 2021 Blog

デジモンテイマーズ放映20周年記念ブログ

第32話回顧 3

 

さていよいよSHIBUMIが登場するAct.3となる。

 

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建物の中に入る時、タカトたちは、垂直の水面から浮かぶ様に――、

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建物の中で実体化する。

ジャン・コクトーの「オルフェ」に近い描写で、とても好きな場面。

コクトーで言えば、私は「美女と野獣」(決してディズニーとかのではない)に偏愛があって、実写ドラマ「Alice6」でもパスティーシュを書いた事がある(若狭新一さんに特殊メイクをお願いした)。
樹莉のパートナーにレオモン、という案は私ではなかったと思うのだが(関さんかなぁ……?)、全面的に乗ったのは、まさに美女と野獣的なヴィジュアルだと思ったからだった。

さて――

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ああ……?

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旧い学校、もしくは図書館の様な……。

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そう、ここはまさにデータベースなのだ。

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照明代わりなのか、モクモンがいる。

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ここ、図書館?

みたいだね。

あ、やっぱりテリアモンをジェンの頭に乗せる川田演出。

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階段を上がり――

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書架の扉が開くと――

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ああっ!?

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大学の講義室の様な空間。その虚空に浮かんでいる、船……?

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デジヴァイスに、似てる……。

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ねえ、誰かいるよ?

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講義卓に突っ伏している――

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半透過の男。

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人だ!

あのー、すみません! 起きてください。ねえ!

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んん? そっちは何だかはっきりしてるな……。

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おじさん、何だか透けて見える。

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ううん? で、何だ?

おじさん誰? 人間? どうして? いや、いつからここに?

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誰なら水野。人間ならイエス。いつからなら……、

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いつだっけ。

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どうやってここに来られたの?

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そっちこそ、どうしてここに来られた? いや、その質問は無意味だな……。

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君たちが何者かという事も判ってるよ。君たちを創りだしたのはぼく自身だよ。

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おじさん何言ってるの? 寝ぼけてない?

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寝ぼけているよ。まだ眠りの最中だ。

この意味は後で判る。

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いや、ぼくだけじゃない。全人類が眠っている。次の覚醒の時は新たなる進化の時だ。

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ねえおじさん、あれは?

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ぼくたちのデジヴァイスと似てるんだけど。

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おやおや、アークじゃないか。

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アーク?

知ってるの?

ねえおじさん、もしかして、昔のぼくのお父さんの仲間?
お父さんワイルド・バンチ、っていうグループにいた――

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――タオか? 懐かしいなぁ。じゃあ君はタオの息子さんか。

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はいそうです。ジェンリャと言います。

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ぼくテリアモン。

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あ、ぼく松田タカト !

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松田ってのは知らないな……。高校の同級生にいたっけ……。ま、いいや。どうせ夢なんだから……。

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でも、あのアークに似た奴……。

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と、デジノームが本を取り出してページを開く。

データベースから情報を引き出すというメタファー。

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 アーク、箱――、

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 食器棚、箱舟……。

前作02で、劇中のデジヴァイスは無印からモデル・チェンジして商品名も変わったのだが、関プロデューサーは《デジヴァイス》という劇中呼称で引き続き通す事にした。その方針はテイマーズでも踏襲される。商品名の「ディーアーク」という言葉がどうしてつけられたのか、私は聞かされていなかったが、カードリーダー機能なども盛り込まれ、一層大柄なデヴァイスとなって、ポケットに気軽に入るサイズではなくなった。貝澤さんは、タカトは胸から紐で下げさせる。留姫はベルトクリップをそのまま使用。ジェンはポケットに入れさせた。

この形にどういう意味が持たせられるのか、アニメで反映させるべきなのか悩んだ。本来は販促番組なのだ。変身ヒーローの変身アイテムのデザインに、番組のスタッフが関与出来る事はまず無く、こういうものなんだと劇中にぶち込む以外の提示方法はなかった。しかしD-Arkはもっと可能性があると思えた。実際の液晶には多くの情報は表示出来ないが、仮想ウィンドウでより多くの情報を表示させる事を思いつき、登場デジモンのスキャンをしてデータベースを表示させるという描写をルーティンにした。

しかしそれだけで、「アーク」という名前となった理由を昇華出来ない。
そこで、この形にも意味があるのだと考え始めた。最終的にはグラニとなる、子どもたちをデジタル・ワールドからリアル・ワールドへ運ぶ「箱舟」にしよう、と。

このデヴァイスは、元々1980年代初頭にワイルド・バンチが構想した、子どもの為のコンピューティングのコンセプトにルーツがある、という劇中の説明を既にジャンユーがしている。そのニュアンスも込めての「箱舟」をまず、ここで見せておきたかった。これは荒牧さんには相談した覚えがないので、中鶴勝祥さんがデザインされたと思う。

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可愛い! これ何てデジモン

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デジノームがページを開く。

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デジノーム。本ブログでは先にこの名で呼んでいたが、劇中ではここで初めて名前が明かされる。

デジモンではないので、中鶴勝祥さんがデザインされた。

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デジモンじゃ ないの?

ないよ。

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じゃあ何なの? 

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デジモンとは違う人工知性が進化したものさ。デジノームっていうのは勝手に命名した。

テイマーズのデジタル・ワールドは、現実のネットワークそのものをメタファーとした仮想世界。しかし、そこでは別の世界――いわゆる異次元といったものや、或いは他の宇宙とも繋がっているかもしれない。だから全てをコンピュータ関連のメタファーに落とし込まず、多様なヴィジュアルが見せられる様な幅があるべきだった。まあこの考え方はアドベンチャー/02で角銅さんが志向さてていた事でもあったので、継承した部分だと言えよう。

で、そうだとするなら、そこにいる知的な存在が全てデジモンというのはおかしいだろう、という考えも浮かんでくる。私がテイマーズの最終敵をデ・リーパーにした理由の一つがそうであるし、またそれと対照的な存在としてデジノームがいる、という考えに至る。第一部で起こっていた、「魔法の様な出来事」を引き起こした力をヴィジュアル化したかったのだ。

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生き物は生き物ですよね?

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生き物か生き物でないか、どうして気になるの? 地球だって生き物だよ? 

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生態系を一つの生き物と捉えるなら、そこに棲むものが生き物かそうでないか、もはやどうでもいい事じゃないか。

これを書いている今、私個人はジェームズ・ラヴロック(ガイア思想の提言者)の思想には否定的な考えを持つが、地球が一つの生命体という考え方そのものについては、ラヴロックが発明した訳ではないし、一つの物事の捉え方として何ら間違ってはいないと思っている。

そして、デジモンやデジノームといった人工知性が、はっきりと自我を持ったなら、生物と何が違うのかという哲学的な命題が生まれる。

デジノームがSHIBUMIの近くに降りて――、

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ああ!? ブルーカード! デジノームがブルーカードを持ってくる。

カード、そういうメディアに見えているだろうが、あれはアルゴリズムさ。

小説版では5inchのフロッピー・ディスクがSHIBUMIが残したものだった。言葉を発することがないデジノームは、行動によってコミュニケーションをしようとする。その手段の一つがブルーカードだった。SHIBUMIの陰謀ではなかったのだ。

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アルゴリズム? どういう働きなの?

タオ達はもうデジモンの事を忘れてしまっているだろうが、ぼくは見届けたかったよ。人の思惑を遥かに越え、如何にデジモンたちは究極的にまで進化さしていくか――。

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あのアルゴリズム――

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ブルーのカードは、デジモンデジモンという存在、ネットワーク世界(デジタル・ワールドを人間から見たもの)がただの通信の場だといった枠組みを外す為に作っているんだ。

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まだ完成にはほど遠いがね。

つまりブルーカードは、言わばSHIBUMIの思想が込められたプログラムだった。しかしまだ未完成の。

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ぼくたちはあのブルーのカードを使って――

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デジモンテイマーになったんだよ。とタカト。

ふうん、そうかぁ、と感心するSHIBUMI。

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 デジノームがテリアモンの上に乗る。

どうしたの?

人間とコミュニケートしたがっているんだよ。

彼らは人の言葉が喋れないから、行動によってその意思があるを示そうとしている。

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彼らの言葉が判れば、もっと色んな事が判るんだがなぁ……。

デジノームたち、タカトのD-Arkを操作し始める。

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何するの?と戸惑うタカト。

D-Arkがプロジェクター投影を始める。

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タカトが描いたギルモンのデザイン画。

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ああ!?

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これ、ぼくが描いたメモ――

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そのメモに、多くのダスト・パケットが吸収されて――

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スキャン――

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デジタイズされて――

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ワイヤーフレーム

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それにテキスチュアが乗っていく。

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こうしてギルモンの「形」が生まれた。それを再現して見せたのだ。

君の考えたデジモン とSHIBUMIが問う。

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 タカトは動揺している。

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ギルモンだよー。ぼくたちの仲間。

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手描きアニメーションで、ギルモンのモデルが360度回転するという描写。後のデュークモン進化回では、角銅さんによって3Dのギルモンがモデリングされる。

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これが彼らのコミュニケーションのやり方だよ。君のメモに描かれた情報をコアにして、ダスト・パケットのデータを集めて――

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デジモンを創ったんだろう?

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ギルモンは――、データ……!

愕然としているタカト。魔法なんかじゃなかった。ギルモンは――データなのだ。

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ジェンが訊く。

ところで出口を探してるんです。知りませんか?

出口ってどこへ?

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荒野みたいなところ、デジタル・ワールドの一番上――。

と見上げる。

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上? 君らは下から来たんだろ? そう、デジタル・ワールドで上とか下とかは混乱の元になる。

この上は《四聖獣》とか呼ばれている、デジモンたちの神の領域だ。

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四聖獣……。デーヴァたちの《神》ってそうだったのか。

そうジェンは考えるが、デーヴァは決して「神々」とは呼ばなかった。

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四聖獣ってチンロンモンとかだよね。それならぼく知ってるよ! デジタル・ワールドを守っている存在でしょう?

四聖獣は前シリーズでも登場している。

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滑稽だとは思わないかね?

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デジモンは、己を造りだした人間とは異なる姿形を目指して、強く大きく進化しようとしている。

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しかし行き着くその先は――

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神という存在を自分たちで生み出すという事だった。大昔の人間が信仰した神の姿を真似てまで――。

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神だったら良いデジモンだよね、とタカトがジェンに訊く。

いや、趙先生が言ってたんだけど――、

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善と悪とは絶対的なものではなく、立場が変われば逆転する、って――

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タカトには難しい話だ。

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四聖獣は何かに対抗する為に――

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進化を急がねばならないらしい。生き延びる為には手段を選ばない。四聖獣は焦っている様だ……。だがね、ぼくはそんなデジモンたちが愛しくてならない。

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四聖獣は、何に対抗しようとしてるんですか?

これが最終敵の初めての言及となる。

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神のみぞ知る。(知らない)

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笑うSHIBUMI。

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これ、乗り物だったの? とテリアモン。

アークからトラクター・ビームが発せられる。

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アークに《箱舟》っていう意味が在るのはさっき教えただろ?

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さ、行きなさい。

タカトたち、アークへ吸い込まれていく。

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おじさんは……? とテリアモン。

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眠らんと要すれば即ち眠る。座せんと要すれば即ち座する……。

眠ってしまうSHIBUMI。

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アークが「図書館」から浮上――

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水の宇宙に出ると――

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タカトたちを載せて、急速に飛んでいく。

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デジノームたちが見送る。

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飛行するアーク。

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タカト? もうすぐギルモンにも会えるよ。

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ギルモン、ぼくが考えたデジモン……。

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でも元はただのデータの集まり。

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ぼくだって同じだよ。デジモンはみんなそうだもん、と言うテリアモン。

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判ってる。判ってるんだ。けど……。

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ギルモンとの絆に、僅かな疑念を生んでしまう。

ジェンはコンピュータ・ゲームでデジモンたちの自律的に見える生態を見ていた。だからデジモンが自我を持って、デジタル・ワールドでは生物として生きているという事実を自然に受け容れられた。しかしタカトは、もっと観念的な捉え方をしていたのだ。

 

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アークはどこへ向かうのか。

ここで32話は終わる。テイマーズ全エピソード中でも最もSF的な回になったと思う。

SHIBUMIが述べた事を、視聴者の子どもが全て理解出来たとは当然思っていない。言葉の断片でも記憶してくれたら、後にテイマーズの事を思い返したとき、そういう考え方も前に聞いたな、と思い出してくれたらそれで良かった。

 

 

 

 

 

 

#32 Credits

 

松田啓人:津村まこと
李 健良:山口眞弓
テリアモン:多田 葵

松田剛弘:金光宣明
松田美枝:松谷彼哉
牧野ルミ子/秦 聖子:今井由香
李 鎮宇:金子由之
李 小春:永野 愛
加藤 肇:佐藤晴男
博和の母:中山えり子
山木満雄:千葉進歩
ドルフィン:菊池正美
デイジー百々麻子
バベル:乃村健次
カーリー:松岡洋子
ハンギョモン:永野善一

SHIBUMI 水野悟郎:諏訪太朗
ナレーション:野沢雅子

 

原画:清山滋崇 内藤眞由美 永木龍博 仲条久美

動画:柳田幸平 梅谷孝之

背景:スタジオロフト 井上徹雄 阿部とし子 劉 基連

デジタル彩色:村本織子 星川麻美 鈴木陽子 大村規子

デジタル合成:三晃プロダクション
       広川二三男 則友邦仁 山口博陸 清水正道 緒方美佐子

演出助手:まつもとただお

製作進行:山下紀彦